今日の記事も北海道のお土産に頂いた写真です。
 
シマフクロウ
 
 
シマフクロウは極東地域に狭い分布域を持ち、日本では北海道および北方領土に生息します。
全長70㎝、翼を広げると約180cmの世界最大級のフクロウです。
河川および湖沼で魚類やカエルなどを捕食し、広葉樹の大木の樹洞に営巣します。
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20世紀初頭までは、北海道全域に分布していたのですが、
森林伐採による営巣木の減少と河川改修や砂防ダム建設による餌の魚類の減少等により、
現在は、北海道東部の知床、根室、日高地域などで見られるだけになりました。
 
 
生息数は約50つがい140羽で、絶滅のおそれが最も高い絶滅危惧ⅠA類に指定されています。
このうちの約半数は、良好な自然環境が保全されている知床地域に生息しています。イメージ 2
日本野鳥の会では根室地域でシマフクロウが生息する13haの森を購入、
初めてシマフクロウの野鳥保護区を設置しました。
 
シマフクロウを守るための保護区は2004年から開設を始め、現在8ヶ所。
総面積は337haで東京ドーム67個分の広さになります。
これらの保護区で7つがいのシマフクロウが生息しています。イメージ 3
 
解説は日本野鳥の会HPから転載しました。